【コード・ブルー】スキー板が身体を貫通!?なぜ「抜かずに」搬送したのか?衝撃の事故と救命の鉄則

ナースX

医療ドラマには数々の「痛い」シーンが登場しますが、『コード・ブルー』の中でも「視聴者が最も痛がり、検索した回」といえばこれでしょう。
スキー板が患者の身体を突き抜けた衝撃事故。今回は、なぜ医師たちは邪魔な板を「抜かなかった」のか? 救急医療の鉄則と、極限状態での判断を回診します。

🚀 この記事の結論(カルテ)

  • 対象エピソード:2ndシーズン 第3話(2010年放送)
  • 事故内容:スキー場で滑走中の二人が衝突し、片方のスキー板がもう一人の骨盤(身体)を貫通した。
  • 「なぜ」の答え:刺さった板が血管を圧迫して止血(タンポナーデ)しているため、抜くと大出血して即死する危険があったから。
  • 処置:現場で板を切断し、刺さったままヘリで搬送して手術室で抜いた。
目次

問診室:画面越しでも伝わる「激痛」

ひかる

お疲れ様、ゆめこちゃん。…なんで腰を押さえてるの?

ひかる先輩…。『コード・ブルー』のスキー板の回を見たら、想像しただけで腰が痛くなっちゃって。
あんな長い板が身体に刺さってるのに、藍沢先生たち、なんでその場で抜いてあげなかったんですか!? 邪魔だし痛そうだし、抜いたほうが早く運べるのに!

ひかる

気持ちは分かるけど、あれは**「絶対に抜いちゃいけない」**ケースなんだ。一般の人が良かれと思って抜いてしまうと、取り返しのつかないことになるよ。

えっ、そうなんですか? 傷口を塞いでるってこと? …うぅ、想像しただけで貧血になりそうです。

回診記録:抜けば死ぬ!「タンポナーデ効果」の罠

症例1:異物は「栓」の役割をしている

ひかる

医学的に言うと、刺さっている物体が損傷した血管を圧迫して、出血を抑えている状態なんだ。これを「タンポナーデ効果」に近い状態と考える。

つまり、板が「コルクの栓」みたいになってるってことですね? それを抜いたら…

ひかる

そう、ダムが決壊したみたいに血が吹き出して、数分で失血死する。だから藍沢先生たちは、あえて「抜かずに」、板の方をノコギリで切断して、刺さったまま搬送したんだよ。

症例2:雪山での緊急オペ

ひかる

しかも、搬送するには板が長すぎてヘリに乗らない。だから、極寒の雪山で、患者の意識がある状態で板を切断するという荒療治が必要だった。

麻酔も十分じゃない中でノコギリ…。患者さんの恐怖もすごいですけど、それを決断して実行するドクターたちの精神力も化け物ですね。

【本日の処方箋】もし目の前で「刺さった」人を見たら?

ナースX

スキー板に限らず、釘やガラス、包丁などが体に刺さる事故は日常でも起こり得ます。もし現場に居合わせたら、どうすればいいのでしょうか?

💊 対策:絶対に「抜かない」が正解

  1. 触らず、固定する
    刺さっている物は絶対に抜いてはいけません。抜くと大量出血や神経損傷を招きます。可能であれば、動かないようにタオルなどで周囲を固定します。
  2. 救急隊に状況を伝える
    119番通報の際、「何が、どこに、どのくらいの深さで刺さっているか」を伝えると、隊員も準備がしやすくなります。
  3. 現場の安全確保
    スキー場のような場所では、二次災害(他の人が突っ込んでくるなど)を防ぐことが最優先です。

💡 ナースXのワンポイント・メモ

「異物が刺さった創傷(穿通性外傷)」の処置は、救急法の講習でも習う基本ですが、いざという時にパニックになって抜いてしまう人が多いのが現状です。
「抜かない、動かさない、圧迫しない(刺入部は)」。この3原則を覚えておくだけで、生存率は大きく変わります。

参考:日本赤十字社「救急法講習」

📺 コード・ブルーを120%楽しむ!
ひかる

救急の現場は、こういう「待ったなし」の判断の連続だからね。精神にくる仕事だよ、本当に。

はい…。私、血を見るのは平気なつもりでしたけど、毎日こんな緊張感の中で働く自信がなくなってきました…。

ひかる

無理もないよ。救命センターは特殊な場所だから。向き不向きがあって当然なんだ。

🏥 「血を見る毎日」や「極限のプレッシャー」に疲れていませんか?

救急搬送のサイレン音、凄惨な外傷、一瞬の判断ミスも許されない緊張感…。
「命の最前線」で戦うことに、少し疲れを感じていませんか?

看護師の活躍の場は、救急だけではありません。
回復期の患者さんにじっくり寄り添う病棟や、予防医療に関わる健診センターなど、「穏やかな看護」ができる場所もたくさんあります。
あなたの心が安らぐ、新しいステージを探してみませんか?

ひかる

救急で働ける人はすごいけど、そこで働けないからってダメなナースなわけじゃないよ。君の優しさや丁寧さは、急性期よりも慢性期やリハビリの方が輝くかもしれない。
自分の心が壊れるまで戦い続ける必要はないんだよ。

\ 穏やかな看護を探す/

ナースX

「抜かない」という勇気。
それは医療従事者だけでなく、現場に居合わせた全ての人に知っておいてほしい知識です。
それでは、また次のカンファレンスでお会いしましょう。

ねえねえ、みなさんは『コード・ブルー』で一番「痛かった」シーンはどこですか?
「スキー板がトラウマ!」とか「安全ピンの回もヤバかった!」など、衝撃の記憶をこっそり教えてください!
コメント欄は荒れちゃうと怖いので、下の「ナースXへの直通ポスト」から待ってます!

この記事は、フジテレビ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』公式サイトFOD(配信サイト),日本手術医学会日本医事新報社等の発信情報を参考にし、当サイトのコンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

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