【ドクターX】手術手順を忘れた天才外科医・八木了。「若年性認知症」の疑いと本当の病巣

ナースX

「メスを握った瞬間、何をすればいいか分からなくなる」。外科医にとって、死よりも恐ろしい悪夢です。
今回は第4期第11話に登場した「北の魔術師」こと八木了について。彼を襲った「記憶の消失」と、その裏に隠された病の正体を回診します。

🚀 この記事の結論(カルテ)

  • 登場シーズン:第4期 第11話(2016年放送)
  • 役名・キャスト:八木 了(演:津田寛治)
  • 特徴:「北の魔術師」と呼ばれる腹腔鏡のスペシャリスト。地方から招聘されたスター医師。
  • 症状:手術中に手が止まる、新しいことが覚えられない(若年性アルツハイマーの疑い)。
  • 真実:認知症ではなく、極小の脳腫瘍が原因だった。大門未知子が発見し切除、現役復帰へ。
目次

問診室:メディアが持ち上げた「北の魔術師」

ひかる

お疲れ様、ゆめこちゃん。今日はなんだか暗い顔してるね。インシデントでも起こした?

ゆめこ

いえ、ミスはしてないんですけど…。最近、物忘れが激しくて。「あれ、次なにやるんだっけ?」って一瞬フリーズすることがあって、第4期の「八木先生」みたいになったらどうしようって不安で。

ひかる

ああ、津田寛治さんが演じた八木了先生だね!地方の病院から鳴り物入りで東帝大に来た「腹腔鏡の魔術師」。最初はマスコミ対応も完璧なスターだったのに…。

ゆめこ

そうです。あんなに自信満々だった人が、手術中に突然「棒立ち」になって震えだして…。あのシーン、医療従事者として見てて一番怖かったです。

回診記録:「忘れる」という恐怖と、隠そうとする心理

症例1:スマホが使えない?忍び寄る認知機能の低下

ひかる

八木先生の異変は、手術室の外から始まっていたよね。最新のスマホの使い方が覚えられない、約束を忘れる。典型的な「認知機能低下」のサインが出ていた。

ゆめこ

でも、本人はそれを必死に隠してましたよね。「ただの疲れだ」って自分に言い聞かせて。プライドが高い人ほど、自分の能力が落ちていることを認められないのかもしれません。

症例2:大門未知子が見抜いた「治る認知症」

ひかる

周囲が「若年性アルツハイマーだ、もう医者は無理だ」と切り捨てる中で、大門先生だけは違った。「あんた、スマホ落とした時、左側だけ反応しなかったでしょ?」って。

ゆめこ

視野欠損から脳腫瘍(髄膜腫など)を疑ったんですよね!一見、認知症のように見えても、実は手術で治る病気だった。諦めない診断力の凄さに鳥肌が立ちました!

【本日の処方箋】「様子がおかしい」と同僚に感じたら?

ナースX

八木先生のように、ストレスや脳疾患、あるいは若年性認知症によって業務に支障をきたすケースは、現実の社会でも増えています。
もし同僚の様子が「いつもと違う」と感じたら、どうサポートすべきでしょうか?

💊 対策:責めるのではなく「記録」と「受診」を

  1. ミスの傾向を記録する
    「ただのうっかり」か「病的なもの」かを見極めるには記録が必要です。「新しい手順だけ覚えられない」「日によって波がある」など、具体的な事実をメモしましょう。
  2. プライドに配慮した受診勧奨
    「認知症じゃない?」と聞くのはNGです。「最近お疲れのようですね、一度脳ドックで安心しませんか?」と、健康管理の一環として受診を勧めましょう。
  3. 安全配慮義務が最優先
    医療現場では、患者の命が最優先です。本人が拒否しても、明らかな危険(手術中のフリーズなど)があれば、上司に報告して業務を調整する勇気が必要です。

💡 ナースXのワンポイント・メモ

「若年性認知症」は、65歳未満で発症する認知症です。働き盛りの世代に多く、本人も周囲も「うつ病」や「更年期」と勘違いして発見が遅れることがあります。
しかし、八木先生のように「治る病気(脳腫瘍や慢性硬膜下血腫)」が原因のケースもあります。早期発見・早期受診こそが、その後の人生(QOL)を守るカギです。

参考:厚生労働省「若年性認知症施策の概要」

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最近ミスが増えて怖い…

「体調の変化を誰にも相談できない…」
自分ひとりで不安を抱え込み、孤独な戦いを続けていませんか?

世の中には、産業医やカウンセラーとの連携がスムーズで、スタッフの健康管理(メンタル・フィジカル)を第一に考える「優しい病院」もあります。
あなたが安心して長く働ける環境へ、避難しませんか?

ひかる

自分の能力が落ちていくのを認めるのは怖いことだ。でも、それを隠してミスをしてしまったら取り返しがつかない。
八木先生が未知子に救われたように、君も『助けて』と言える仲間がいる場所で働いてほしい。
君の健康を守ってくれる組織を選ぶことは、決して恥ずかしいことじゃないんだよ。

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ナースX

正しい診断が、人のキャリアを救うこともある。それを忘れないでくださいね。

ゆめこ

みなさんの職場にも「八木先生」みたいに、急に様子が変わっちゃった人や、ヒヤッとした体験談、ありませんか?
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※明日から行かなくていい。とにかく心と体を休ませることが優先と感じた方。

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この記事は、テレビ朝日『ドクターX~外科医・大門未知子~』公式サイト厚生労働省「若年性認知症施策の概要」等の発信情報を参考にし、当サイトのコンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

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