ナースX白い巨塔において「教授」という椅子は、通常なら50代でやっと座れるかどうかという権威の象徴。
しかし第2期には、なんと30代でその座を射止めた男がいました。
今回は桐山漣さん演じる「土方幾也」教授について。若きエリートが抱える重圧と、現場をかき乱すプライドについて回診します。
🚀 この記事の結論(カルテ)
- 登場シーズン:第2期(2013年放送)
- 役名・キャスト:土方 幾也(演:桐山 漣)
- 役職:帝都医科大学付属病院 主任教授
- 特徴:蛭間外科統括部長(西田敏行)が招聘した「鷹」派の若きエース。クールで合理的。
- 結末:近藤教授(藤木直人)との次期部長争いに巻き込まれるが、最終的には実力不足を痛感させられる。
問診室:30代で「教授」になった男





お疲れ様、ゆめこちゃん。今日は研修医の先生たちと盛り上がってたね。



あ、ひかる先輩!だって第2期の土方教授の話が出たんですもん。桐山漣さん、超イケメンじゃないですか!あんな若い教授がいたら、私、毎日ウキウキで出勤しますよ!



出た、イケメン好き(笑)。確かに彼は異例のスピード出世をした「スーパーエリート」だったね。でも、現場のナースからすると、若いのにプライドだけ高い上司って、実は一番扱いが難しいんだよ?



えー、そうですか? クールで「オペはスピードだ」なんて言ってる姿、かっこいいのになぁ。でも確かに、近藤教授(藤木直人)とバチバチしてて、周りは気使いそう…。
回診記録:スピード出世の裏にある「脆さ」


症例1:実力か、政治の道具か





土方教授は優秀だけど、結局は蛭間部長が「近藤教授を牽制するため」に呼び寄せた当て馬でもあったんだ。上の世代の権力争いに利用されている側面が強かったね。



かわいそう…。本人は「僕は君たちとは違う」ってエリート風を吹かせてましたけど、実は一番立場が弱かったんですね。
症例2:大門未知子に見せつけられた「格の違い」





彼がこだわったのは「教科書通りの完璧な手術」と「スピード」。でも、予想外の事態が起きた時の対応力では、やっぱり大門先生に敵わなかった。



「私、失敗しないので」の実績の前では、肩書きなんて関係ないってことですね。最後は未知子の手術を見て、自分の未熟さを噛み締めているような表情が印象的でした。
【本日の処方箋】「年下の上司(ドクター)」とどう働く?
」とどう働く?-1024x567.jpg)
」とどう働く?-1024x567.jpg)



近年、医療現場でも若くして役職に就くドクターや、年下のプリセプター(指導係)が増えています。土方教授のような「プライドの高い年下上司」とうまく付き合うコツを処方しましょう。
💊 対策:プライドを立てつつ、手綱は握る
- 「先生の判断」を尊重するフリをする
真っ向から否定すると意固地になります。「先生のお考え通り、〇〇で進めますね。念のため、こちらのデータも確認いただけますか?」と、決定権は相手にあるように見せて誘導するのがプロの技です。 - 経験値はひけらかさない
「前の先生はこうだった」は禁句です。彼らは比較されることを最も嫌います。「新しいやり方ですね、勉強になります」と一度受け止める余裕を持ちましょう。 - 困った時だけ助け船を出す
普段は立てておき、彼らが窮地に陥った時だけ、そっとフォローに入ります。これができれば「頼れるパートナー」として信頼を勝ち取れます。
💡 ナースXのワンポイント・メモ
医師の世界も年功序列が崩れつつあり、実力主義や「専門医制度」の導入でキャリアパスが多様化しています。
年齢や経験年数に関わらず、互いの専門性(医師と看護師)を尊重し合う「多職種連携」こそが、医療安全を守る鍵です。肩書きではなく、患者さんの方を向いて仕事をしたいですね。



なるほどね。土方先生みたいなタイプこそ、私たちがうまくサポートして「育てる」くらいの気持ちでいればいいのか。



はい!「先生、すごーい!」って褒めて伸ばします!イケメンなら何でも許せちゃいますし!(笑)



あはは、ゆめこちゃんの手のひらで転がされる未来が見えるよ(笑)。まあ、患者さんに害がなければそれでヨシとしよう。
プライドの高い医師に気を遣ってばかりで疲れた…


「年下上司の理不尽な指示にイライラする…」
医師との人間関係にエネルギーを吸い取られていませんか?
世の中には、医師と看護師が対等なパートナーとして働ける「風通しの良い病院」や、人間関係がフラットな職場もたくさんあります。
無駄な気苦労から解放されて、本来の看護に集中できる環境を探してみませんか?



土方教授みたいに、肩書きやプライドで鎧を固めている人を相手にするのは疲れるよね。君の『相手を立てるスキル』は素晴らしいけど、それをずっと続けていたら心が折れちゃうよ。
もっと素直に、肩の力を抜いて働ける場所を選んでもバチは当たらないさ。
\ 医師との関係が良好な職場を探す /



若さは武器ですが、経験という盾がないと、医療の最前線では傷つくこともあります。
そんな若きエリートの背中を支えるのも、ベテランナースの腕の見せ所ですね。



みなさんの職場にも「若くてエリートだけど扱いづらい上司」っていませんか?
「こんな対応で乗り切った!」などの武勇伝があったら、こっそり私に教えてください!
下の「ナースXへの直通ポスト」から待ってます!
※明日から行かなくていい。とにかく心と体を休ませることが優先と感じた方。
\ とにかく仕事を辞めたい/
「職場の人間関係がツライ…」「ドラマのあのシーン、どう思った?」など、誰にも言えない本音をナースXとひかる先輩に送ってみませんか?
いただいた相談は、ブログ内で回答させていただくことがあります(匿名でOK!)。
この記事は、テレビ朝日『ドクターX~外科医・大門未知子~』公式サイト、厚生労働省「医師・歯科医師・看護師等のキャリア形成」等の発信情報を参考にし、当サイトのコンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。
-
コード・ブルー


【コード・ブルー】ロケ地の病院はどこ?架空の「翔陽大学附属北部病院」のモデルと、リアルな救命センターの過酷な日常
-
コード・ブルー


【コード・ブルー】ギバちゃんこと黒田先生はなぜ伝説なのか?「切った数で決まる」名言の真意と、厳しさの裏にある愛
-
コード・ブルー


【コード・ブルー】藤川先生は死亡した?劇場版の「トンネル事故」の結末と、冴島との結婚、そして「凡人」が手にした幸せ
-
コード・ブルー


【コード・ブルー】吉田羊が演じた「野上翼」を覚えていますか?冴島の先輩ナースが見せた、クールな仕事ぶりと大人の恋愛
-
コード・ブルー


【コード・ブルー】田所先生が教えてくれた「待つ」という指導。黒田先生とは違う「理想の上司」の条件とは?
-
ドクターX


【ドクターX】大門未知子のマブダチ!?女医ナナーシャの「友情」と隠された病を徹底回診
