ナースX病院にとって、ある意味で殺人犯よりも恐ろしいもの。それは「目に見えないウイルス」です。
今回は第4期第9話、東帝大病院を恐怖のドン底に突き落とした「ラッサ熱」騒動について。パンデミックの恐怖と、ナースが知っておくべき感染症対策の基本を回診します。
この記事の結論(カルテ)
- 対象エピソード:第4期 第9話(2016年放送)
- キーワード:ラッサ熱(一類感染症)、病院封鎖、バイオハザード
- あらすじ:慶林大病院の婦人会・九条映見(演:戸田恵子)が入院。直後に高熱を出し、ラッサ熱の疑いが浮上。
- 結末:実際はラッサ熱ではなく「乃木坂熱(架空の病気)」または腫瘍による発熱。未知子が手術で救命。
問診室:東帝大が「バイオハザード」に!?





お疲れ様、ゆめこちゃん。今日はN95マスクの在庫チェック?



はい…。ニュースで海外の感染症の話を聞くと、もし自分の病院で発生したらって怖くなっちゃって。第4期の「ラッサ熱」の回、怖すぎませんでした?



ああ、あの回ね!ライバル病院の婦人会長が入院してきた直後に発熱して、「ラッサ熱の疑いあり」ってなった瞬間、病院中が大パニックになったやつだ。



そうです!シャッターがガラガラって閉まって、病院が完全に封鎖されて…。医師も看護師も「感染したくない!」って逃げ惑う姿がリアルで震えました。
回診記録:パンデミックの恐怖と人間の本性


症例1:自分だけ助かろうとする医師たち





あの回で印象的だったのは、やっぱり「人間の弱さ」だよね。普段は偉そうにしてる蛭間院長たちが、我先にと逃げ出そうとしたり、責任をなすりつけ合ったり。



未知子以外の全員が、患者さんを「ウイルス」扱いして遠ざけましたよね。医療者としてあるまじき行為ですけど、自分がその場にいたら…って思うと責められないかも。
症例2:未知子の「私、失敗しないので」





でも、大門先生だけは違った。「オペしなきゃ死ぬでしょ」って、感染リスクがある中でも手術室に向かった。結局、ラッサ熱じゃなかったわけだけど、あの度胸は凄すぎるよ。
※ここから先は、医療ドラマの感想ではなく、実際に看護師として働く立場で一度ちゃんと考えてみたい人向けの話になります。
【本日の処方箋】もし院内で「未知の感染症」が出たら?





ドラマのような一類感染症(エボラやラッサ熱)は稀ですが、インフルエンザやコロナ、ノロウイルスなどのアウトブレイクは明日起きてもおかしくありません。パニックにならないための処方箋です。
対策:恐怖心より「標準予防策」を信じる
- 正しく怖がる
「なんとなく怖い」が一番危険です。感染経路は飛沫か、接触か、空気か? 敵(ウイルス)の正体を知れば、必要な対策(マスクなのかガウンなのか)が見えてきます。 - PPE(個人防護具)の着脱訓練
防護服はいざという時、焦って着られません。平時から「着る手順・脱ぐ手順」を体に染み込ませておくことが、あなた自身の命を守ります。 - デマを拡散しない
院内感染で一番怖いのは「噂」です。不確定な情報をSNSや同僚に流すのは厳禁。感染管理室からの公式情報を待ちましょう。
💡 ナースXのワンポイント・メモ
ラッサ熱などの「一類感染症」は、感染症法で最も危険度が高い分類です。
これらが発生した場合、直ちに保健所へ通報し、原則として特定感染症指定医療機関へ搬送する義務があります。日頃から「標準予防策(スタンダード・プリコーション)」を徹底することが、あらゆる感染症への最大の防御です。



ドラマを見て怖がるだけじゃダメだね。私たちには「標準予防策」っていう武器があるんだから、それを磨いておかないと。



はい!明日、感染リンクナースの先輩にPPEの着脱チェックお願いしてみます。「私、感染しないので」って言えるようになります!



素晴らしい心がけです。ウイルスは隙を狙っていますが、正しい知識と技術を持ったナースには勝てません。
感染対策がずさんで怖い…


「防護具が十分に支給されない…」
スタッフの安全を守るためのコストを惜しむ職場で、命を削っていませんか?
世の中には、感染管理認定看護師が在籍し、マニュアルと装備が完璧に整った「安全第一の病院」もあります。
あなたと、あなたの大切な人のために、安心して働ける環境を選びませんか?



感染症への恐怖は、医療従事者として正常な反応だよ。でも、その恐怖を乗り越えるのは根性じゃなくて『設備』と『教育』だ。
君が安心してケアに集中できる環境を求めるのは、ワガママなんかじゃなくて、プロとしての権利なんだよ。
\ 感染・安全対策が万全な病院を探す /
※今すぐ転職する必要はありません。
「今の職場が普通かどうか」を知るだけでもOK。



ウイルスは見えませんが、私たちの対策は目に見える形で患者さんを守ります。
正しく恐れ、正しく備える。それがプロの感染対策です。
それでは、また次のカンファレンスでお会いしましょう



みなさんの職場にも「猪又先生」みたいな困ったドクターや、今回の「ラッサ熱」みたいなパニック体験、ありませんか?
もしあったら、こっそり私に教えてください!コメント欄は荒れちゃうと怖いので、下の「ナースXへの直通ポスト」から待ってます!
※明日から行かなくていい。とにかく心と体を休ませることが優先と感じている方。
\ とにかく仕事を辞めたい/
「職場の人間関係がツライ…」「ドラマのあのシーン、どう思った?」など、誰にも言えない本音をナースXとひかる先輩に送ってみませんか?
いただいた相談は、ブログ内で回答させていただくことがあります(匿名でOK!)。
この記事は、テレビ朝日『ドクターX~外科医・大門未知子~』公式サイト、厚生労働省「感染症情報」等の発信情報を参考にし、当サイトのコンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。
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