【コード・ブルー】その放送は「戦いの合図」。緊急事態宣言「コード・ブルー」の意味と、ナースが走るべき本当の理由

ナースX

「ピンポンパンポーン…コード・ブルー、コード・ブルー。救急外来、成人男性」
病院内にこのアナウンスが響き渡った瞬間、現場の空気は一変します。
それは、死神との戦いが始まったことを告げる「緊急事態宣言」です。
ドラマのタイトルにもなっているこの言葉。なぜ「ブルー」なのか? 他の色はあるのか?
今回は、病院を駆け巡る「緊急コード」の裏側と、その時ナースが取るべき行動について回診します。

この記事の結論(カルテ)

  • コード・ブルーとは: 患者の心肺停止(CPA)や緊急蘇生が必要な状況を全職員に知らせる緊急放送。
  • なぜ青(Blue)?: チアノーゼ(酸素不足で皮膚が青くなる)の色、または「青信号(進め=急げ)」に由来すると言われる。
  • 目的: 担当科に関係なく、手の空いている医師・看護師を集め、マンパワーで蘇生を行うため。
  • 教訓: この放送が聞こえたら、自分の患者の安全を確保した上で、動けるスタッフは現場へ急行せよ。
目次

問診室:病院中に響く「戦いのゴング」

ひかる

お疲れ様、ゆめこちゃん。…おっと、今の放送はただの呼び出しだから安心して。

び、びっくりしたぁ…。私、「ピンポンパンポーン」って音が鳴るだけで、条件反射で身体が強張っちゃうんです。ドラマの『コード・ブルー』でも、あのアナウンスから全てが始まりますもんね。

ひかる

まさに「戦いのゴング」だよね。食事中だろうがトイレ中だろうが、あの放送が流れたら、蘇生チーム(コード・ブルー・チーム)は全力疾走しなきゃいけない。

一般の患者さんは「何事?」ってキョトンとしてますけど、スタッフの顔つきが一瞬で変わるのが怖いです。裏ではこんな緊迫したことが起きてるんだって、ドラマを見て知った人も多いですよね。

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回診記録:色でわかる「病院の危機管理」

症例1:ブルーだけじゃない?緊急コードの種類

ひかる

実は、緊急コードにはブルー以外にも色があるのを知ってる?
例えば、火災発生時の「コード・レッド」、暴力行為発生時の「コード・ホワイト(またはグレー)」などだ。

えっ、そんなにあるんですか? 知らなかったです。「コード・イエロー」とかもあるのかな?

ひかる

あるよ。災害発生時や、多数傷病者受け入れの時に使われることが多いね。隠語を使うことで、患者さんをパニックにさせずにスタッフだけを動かす、病院の知恵なんだ。

症例2:ドラマと現実の「集まり方」の違い

ひかる

ドラマだと、フェローたちがカッコよく廊下を走って集まるけど、現実はもっとカオスだよね。麻酔科医、循環器内科医、放射線技師…いろんな職種がワラワラと集まってくる。

そうですね。人が集まりすぎて「あなたは戻って!」って整理されることもあります(笑)。でも、それだけ「助けたい」って思うスタッフが多いってことだから、頼もしいです。

※ここから先は、医療ドラマの感想ではなく、実際に看護師として働く立場で一度ちゃんと考えてみたい人向けの話になります。

【本日の処方箋】放送を聞いたナースの動き方

ナースX

コード・ブルーが宣言された時、全員が現場に走ってはいけません。残された病棟の患者さんを守る人も必要だからです。
放送を聞いた瞬間の、正しい「トリアージ(判断)」が求められます。

対策:コード・ブルー発令時の3ステップ

  1. Stopp(止まって聞く)
    作業の手を止め、放送内容(場所はどこか? 対象は誰か?)を正確に聞き取ります。聞き間違いによる誤出動はロスに繋がります。
  2. Look(周りを見る)
    自分の病棟のスタッフ状況を確認します。「誰が行く?」「誰が残る?」をリーダーナースが瞬時に判断します。
  3. Action(行動する)
    指定された蘇生チームのメンバーは除細動器や救急カートを持ってダッシュ。残るメンバーは、手薄になった病棟の見守りを強化します。

💡ナースXのワンポイント・メモ

最近では、心停止になる前の「予兆」の段階で介入する「RRT(迅速対応チーム)」を導入する病院が増えています。
コード・ブルー(心停止)に至る前に救う。これこそが究極の救命です。

参考:日本臨床救急医学会「RRS(院内迅速対応システム)について」

ひかる

「コード・ブルー」って言葉、響きはカッコいいけど、現場にとっては「お願いだから鳴らないでくれ」って祈るような言葉だよね。

本当です。平和な一日が一番。でも、もし鳴ったら、藍沢先生みたいにスイッチを切り替えて走ります!
(転ばないように気をつけます…)

ひかる

足元注意でね(笑)。

「コード・ブルーの放送を聞くと動悸がする…」「急変対応のプレッシャーで眠れない…」


常に緊張を強いられる環境で、心が疲弊していませんか?

世の中には、緊急呼び出しがほとんどない「健診センター」や、予約制の「美容クリニック」など、心穏やかに働ける場所もあります。
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「今の職場が普通かどうか」を知るだけでもOK。

ナースX

「宣言」は始まりに過ぎません。その後に続くチームワークこそが、患者さんの命を繋ぎます。
いつか鳴るその時のために、今日も準備を整えておきましょう。
それでは、また次のカンファレンスでお会いしましょう。

ねえねえ、みなさんの病院では「コード・ブルー」以外の面白い隠語やコードはありますか?
「お寿司屋さんの符丁みたい!」とか「コード・ピンク(誘拐)訓練が大変だった」など、病院ごとの秘密の暗号エピソードをこっそり教えてください!コメント欄は荒れちゃうと怖いので、下の「ナースXへの直通ポスト」から待ってます!

※明日から行かなくていい。とにかく心と体を休ませることが優先と感じた方。

とにかく仕事を辞めたい/

「職場の人間関係がツライ…」「ドラマのあのシーン、どう思った?」など、誰にも言えない本音をナースXとひかる先輩に送ってみませんか?
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この記事は、フジテレビ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』公式サイトFOD(配信サイト),日本手術医学会日本医事新報社等の発信情報を参考にし、当サイトのコンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

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