ナースX「オーダー入れといたから!」
『コード・ブルー』の救命センターでは、医師たちがPCに向かい、素早いタイピングで指示を出すシーンがよく描かれます。
電子カルテの普及は、情報の共有スピードを劇的に上げ、多くの命を救ってきました。
しかし、便利さの裏で「患者さんの顔を見ずに診療が終わる」という現代病も生まれています。
今回は、ドラマから学ぶデジタル時代の医療と、ナースが果たすべき「アナログな役割」について回診します。
この記事の結論(カルテ)
- ドラマの変遷: 1stシーズン(2008年)から3rdシーズン(2017年)にかけて、院内のIT設備やモニター類が進化している。
- メリット: 検査結果や画像を瞬時にチーム全員で共有できるため、救命の初動が早くなる。
- デメリット: 入力作業に追われ、ベッドサイドに行く時間が減る(パソコン看護師化)。
- 教訓: 電子カルテはあくまでツール。真の情報は、画面の中ではなく患者の表情や身体にある。
問診室:藍沢先生のタイピング速度は?





お疲れ様、ゆめこちゃん。今日はPC業務が多いね。
はい…。記録にオーダー確認に、目がショボショボです。ドラマの藍沢先生たちって、すごい速さでカチャカチャッて入力して「オペ出し!」とか言ってますけど、現実はあんなにスムーズにいかないですよね。



ドラマは演出だからね(笑)。実際は「システムが重い!」「フリーズした!」って叫びたくなることの方が多い。でも、紙カルテ時代を知ってる身からすると、字が読めないストレスがないだけ天国だよ。
確かに! ドクターのミミズ文字を解読する時間は無駄ですもんね。でも、最近の先生って、回診の時もタブレットばっかり見てて、患者さんと目線が合わない気がして…。
回診記録:デジタル化の弊害と「システムダウン」の恐怖


症例1:画面の中の患者、目の前の患者





電子カルテあるあるだね。検査データばかり気にして、患者さんの顔色が悪いことに気づかない。「モニター心電図は綺麗だけど、患者は冷たくなっていた」なんて怖い話もある。
怖すぎます…。緋山先生みたいに、患者さんの手を握って、顔を見て話すことの大切さを忘れちゃいけないですね。私たちは「データ」じゃなくて「人」を看てるんですから。
症例2:もしも電気が消えたら?





『コード・ブルー』でも停電のシーンがあったけど、電子カルテの最大の弱点は「災害」だ。システムダウンした瞬間、俺たちはただの人になる…なんてことはあってはならない。
紙カルテ運用に切り替える訓練、大事ですね。藍沢先生なら、ペンと紙さえあれば的確に指示を出せそうです。やっぱり最後は「アナログな知識」が物を言うんですね。
※ここから先は、医療ドラマの感想ではなく、実際に看護師として働く立場で一度ちゃんと考えてみたい人向けの話になります。
【本日の処方箋】ナースは「ヒューマンインターフェース」





医師が画面に向き合う時間が長い現代だからこそ、ナースの役割は重要です。私たちは、電子データと生身の患者さんを繋ぐ「架け橋」にならなければなりません。
対策:デジタル時代のアナログ看護術
- 医師の「死角」を補う
医師がPC入力中に、ナースは患者さんの表情や反応を観察し、「先生、患者さんが痛そうな顔をしています」と言語化して伝えましょう。 - 「タッチ」を増やす
バイタル測定が自動化されても、脈に触れる、肌の温かさを確かめるという「タッチング」は省略しないでください。それが患者さんの安心感に直結します。 - 記録はベッドサイドで
最近はノートPC(ワゴン)をベッドサイドに持って行けます。ナースステーションにこもらず、患者さんのそばで記録することで、観察の機会を増やしましょう。
💡ナースXのワンポイント・メモ
看護記録の基本は「POS(問題志向型システム)」です。電子カルテになっても、S(主観的データ)とO(客観的データ)を整理して書く思考プロセスは変わりません。
コピペばかりの記録になっていませんか? 自分の言葉で「患者さんの今」を残しましょう。



どんなにAIが進化しても、患者さんの手を握って「大丈夫ですよ」って言う仕事は、人間にしかできないからね。
はい! 私も電子カルテの入力スピードは藍沢先生を目指しつつ、心は田所先生のような温かさを持ち続けたいです。
(でも、ブラインドタッチはまだ練習中です…)



まずはキーボードを見ないところからだね。
「電子カルテが使いにくくて残業が増える…」「システムが古くてストレスが溜まる…」


非効率な業務環境で、あなたの貴重な時間を無駄にしていませんか?
世の中には、最新のICTを導入して業務効率化を進め、ナースが患者ケアに集中できる環境を整えている「スマートな病院」もあります。
もっと効率的に、もっと本質的な看護ができる場所へ移りませんか?



電子カルテの操作に追われながらも、患者さんの表情を見逃さない。そのマルチタスク能力は、どの病院でも即戦力になる貴重なスキルだよ。
『もっと患者さんと向き合いたい』なら、そういう環境を選んでいいんだ。
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「今の職場が普通かどうか」を知るだけでもOK。



便利な道具は使いこなしてこそ意味があります。画面の向こう側にいる「生身の人間」を忘れないこと。
それこそが、AIにはできないナースの仕事です。
それでは、また次のカンファレンスでお会いしましょう。
みなさんは「電子カルテ」での失敗談や珍事件はありますか?
「変換ミスでとんでもない記録になった!」とか「間違えて違う患者さんの画面を開いてヒヤリとした」など、デジタルならではのエピソードをこっそり教えてください!
下の「ナースXへの直通ポスト」から待ってます!
この記事は、フジテレビ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』公式サイト、FOD(配信サイト),日本手術医学会、日本医事新報社等の発信情報を参考にし、当サイトのコンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。
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