【コウノドリ】赤西ゴロー先生に学ぶ「二世ドクター」の葛藤と、イマドキ後輩を伸ばすナースの関わり方

ナースX

「自分、産婦人科になるつもりないんで」
ドラマ『コウノドリ』シーズン2で、そんな冷めたセリフと共に登場した研修医・赤西ゴロー。
親と同じ道を歩むことへの抵抗や、どこか俯瞰して仕事を見る姿勢は、現代の若手スタッフにも通じるものがあります。
今回は、ゴロー先生が「本物の医者」へと脱皮した瞬間を振り返りながら、後輩育成に悩むナースへのヒントを回診します。

この記事の結論(カルテ)

  • 赤西ゴロー像: 宮沢氷魚が熱演。初期研修医。実家は産婦人科だが、当初は「定時上がり」を希望するドライな性格。
  • 成長のきっかけ: 自分のミスや、四宮・鴻鳥両医師の背中、そして必死に生きようとする赤ちゃんたちの姿に触れ、命の現場にのめり込んでいく。
  • ナースの視点: 扱いにくい「二世」や「ゆとり・Z世代」の若手も、適切な「経験」と「承認」があれば最強の戦力に変わる。
  • 教訓: 育てる側も「正論」だけでなく、彼らの「葛藤」に寄り添う心の余裕が必要。
目次

問診室:やる気がないんじゃなくて「迷ってる」だけ?

ひかる

お疲れ様、ゆめこちゃん。今日は新しい研修医の先生に指導してたのかな?

ゆめこ

ひかる先輩…。今の若い先生、ゴロー先生の初期の頃みたいに「それ、私の仕事ですか?」って顔するんです。どう接していいか分からなくて、ついキツい言い方になっちゃいました。

ひかる

あはは、ゴロー先生も最初は四宮先生に「ジュニア!」って呼ばれてボロカスに言われてたもんね。でも、彼が冷めていたのは、自分の将来に確信が持てなくて不安だったからなんだよ。

ゆめこ

そうなんですよね。ゴロー先生も最後は、実家の病院を継ぐ覚悟を決めて、産科医の道を選んだ。あの成長した顔を見た時は、親戚のおばさんみたいな気持ちで泣いちゃいました。

回診記録:若手の「スイッチ」が入る瞬間

症例1:二世ドクターならではのプレッシャー

ひかる

ゴロー先生は「親の七光り」で見られることを極端に嫌っていた。だからこそ、敢えて冷めたフリをして自分を守っていたんだね。ナースとしては、彼の『背景』を理解してあげることで、コミュニケーションがぐっと楽になることもある。

ゆめこ

確かに! 「先生ならできて当たり前」っていう空気、彼らには毒なのかもしれません。一人の人間として向き合うことが大事なんですね。

症例2:失敗を「学び」に変える関わり

ひかる

ゴロー先生が劇的に変わったのは、自分の判断ミスで危険な状況を招いた時。そこで叱責するだけでなく、プロとしての責任を教えた先輩たちの存在が大きかった。ナースも、若手のミスを責めるのではなく、一緒に『次』を考える姿勢を見せたいね。

ゆめこ

『次を一緒に考える』……。そう言ってもらえるだけで、ミスをしてどん底にいる後輩は救われる気がします。
私も、いつかゴロー先生を導いた先輩たちのように、後輩の火種を消さずに守ってあげられる、器の大きなナースになりたいです!

※ここから先は、医療ドラマの感想ではなく、実際に看護師として働く立場で一度ちゃんと考えてみたい人向けの話になります。

【本日の処方箋】後輩が育つ「土壌」を見極める

ナースX

後輩や新人ドクターの育成は、あなたの「教え方」だけでなく、職場の「システム」にも左右されます。教えやすさ・育ちやすさを見極めるための処方箋です。

対策:若手を伸ばす職場の条件

  1. 「心理的安全性」が確保されているか
    ゴロー先生が最後には本音で話せたように、若手が「分からない」と素直に言える空気がある職場は、インシデントも少なく成長が早いです。
  2. 教育プログラムが標準化されているか
    教える人によって言うことが違うと、若手は混乱します。クリニカルラダーなどが整備され、組織として育てる体制があるか確認しましょう。
  3. 「多職種での評価」が行われているか
    医師、ナース、助産師がそれぞれの視点で若手を褒め、認める。そんな横の連携がある職場こそ、ゴロー先生のような「いい医者」を育てます。

💡ナースXのワンポイント・メモ

ゴロー先生を演じた宮沢氷魚さんは、実際にこの役のために産婦人科の見学を重ねたそうです。
「現場を知る」ことは、職種を問わずプロとしての第一歩。私たちナースも、他職種の専門性を知ることで、より良いチームが作れます。

参考:日本医師会「医師臨床研修制度について」

ひかる

どんなにドライな若手でも、心の中には『誰かの役に立ちたい』っていう火種が必ずある。それに薪(まき)をくべるのが、僕ら先輩の役目だね。

ゆめこ

はい! 私も、今の研修医の先生がいつかゴロー先生みたいに輝けるように、まずは名前をちゃんと呼ぶことから始めてみます!

「後輩指導が苦痛で夜も眠れない…」

「教育体制がない職場で、使い捨てにされている気がする…」
指導の悩みは、個人のスキルではなく「職場のシステム」の問題であることが多いです。

世の中には、プリセプターシップが充実し、教える側も教わる側も大切にする「人を育てるのが上手な病院」がたくさんあります。
あなたがもっと楽に、前向きに後輩と向き合える場所で、働いてみませんか?

ひかる

人を育てるのは、自分を育てること。でも、精神を削ってまで頑張る必要はないんだ。ゴロー先生がペルソナ(翔北救命センター)で成長できたのは、そこに最高の『導き手』がいたから。
もし君が今の環境で限界を感じているなら、もっと教育に力を入れている病院を選ぶことは、君自身の未来を救うことになるよ。

\ 「人を育てる病院」を探す /

※今すぐ転職する必要はありません。
「今の職場が普通かどうか」を知るだけでもOK。

ナースX

赤西ゴロー先生が立派な産科医になったように、どんな若手もきっかけ一つで化ける可能性を秘めています。
彼らを導くと同時に、あなた自身のキャリアも大切に育んでいきましょう。

ゆめこ

ねえねえ、みなさんの職場には「ゴロー先生」みたいな個性的な研修医の先生や後輩はいますか?
「最初は宇宙人だと思ったけど、今は戦友!」「こんな一言でやる気スイッチが入った!」など、若手育成の苦労話や成功談をこっそり教えてください!コメント欄は荒れちゃうと怖いので、下の「ナースXへの直通ポスト」から待ってます!

※明日から行かなくていい。とにかく心と体を休ませることが優先と感じている方。

とにかく仕事を辞めたい/

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この記事は、TBSドラマ『コウノドリ』公式サイト厚生労働省「医師臨床研修制度」等の発信情報を参考にし、当サイトのコンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

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